クラウドストレージを選ぶとき、「どのサービスが自分の用途に合うか」で迷う人は多い。料金・容量・セキュリティ・プロトコル対応など、比較軸は一つではない。この記事では Google Drive・OneDrive・Dropbox・HStorage の4サービスを2026年3月時点の最新情報で比較し、用途別の選び方を整理する。

各サービスの料金・容量一覧
無料プラン比較
| サービス | 無料容量 | 主な制限 |
|---|---|---|
| Google Drive | 15GB | Gmail・Googleフォトと共有 |
| OneDrive | 5GB | Microsoft 365 未契約 |
| Dropbox | 2GB | 端末3台まで |
| HStorage | 100GB | 月間アップロード20ファイル |
HStorage の無料プランは国内主要サービスで最大級の100GB を提供している。Gmail や写真ライブラリと容量を奪い合わない点も実用上の差になる。
有料プラン比較
| サービス | プラン名 | 月額(年払い) | 容量 |
|---|---|---|---|
| Google One | ベーシック | ¥290 | 100GB |
| Google One | スタンダード | ¥440 | 200GB |
| Google One | プレミアム | ¥1,450 | 2TB |
| OneDrive | Basic | ¥187〜 | 100GB |
| OneDrive | Microsoft 365 Personal | ¥699〜 | 1TB + Office アプリ |
| Dropbox | Plus | 約¥1,500〜 | 2TB |
| HStorage | プレミアム | ¥1,391 | 無制限 |
| HStorage | ビジネス | ¥1,984 | 無制限 |
HStorage のプレミアムプランは月額¥1,391(年払い)で容量無制限。Dropbox Plus の2TB よりも安く、容量上限もない。
機能・プロトコル対応比較
料金だけでなく、技術的な対応機能も選択基準になる。エンジニアや法人ユーザーには、API・SFTP・WebDAV への対応有無が業務フローに直結する。
| 機能 | Google Drive | OneDrive | Dropbox | HStorage |
|---|---|---|---|---|
| REST API | ○ | ○ | ○ | ○(全プラン) |
| SFTP | ✕ | ✕ | ✕ | ○(ビジネス) |
| WebDAV | ✕ | ✕ | ✕ | ○(ビジネス) |
| ファイル暗号化 | △(保存時のみ) | △(保存時のみ) | △(保存時のみ) | ○(クライアント側) |
| 動画トランスコード | ✕ | ✕ | ✕ | ○ |
| 直リンク(CDN配信) | △ | △ | ✕(Basic) | ○ |
HStorage は他の3サービスが対応していない SFTP・WebDAV をサポートしている。既存のファイルサーバー移行やバックアップスクリプトの流用がそのまま行える。

用途別のおすすめ
個人利用・写真・ドキュメント管理
Google One プレミアム(2TB/月¥1,450) が候補筆頭になる。Gmail・Googleフォト・Google Docs と容量を共有でき、スマートフォン連携が自然に行える。ただし2TB を超えると次のプランがなく、容量が足りなくなる可能性がある。
容量の上限をなくしたい個人ユーザーには HStorage プレミアム(月¥1,391) も選択肢になる。動画・RAW 写真など大容量ファイルを扱う人には特に合っている。
Office 利用が多い法人・個人
Microsoft 365 Personal/Family は OneDrive 1TB に加えて Word・Excel・PowerPoint のフルバージョンが付属する。Office の年間ライセンス費用と合算すると実質的なコストは低い。すでに Microsoft 環境で業務が完結しているチームなら切り替えコストゼロで使い始められる。
エンジニア・開発チーム
API・SFTP・WebDAV・CLI を使ってファイルを扱うなら HStorage ビジネス(月¥1,984) が現実的な選択肢になる。同等のプロトコルに対応する国内サービスは少なく、スクリプトからのファイル操作・バックアップ自動化・動画変換パイプラインを一つのサービスで完結できる。
同期の安定性重視
Dropbox は同期エンジンの信頼性で長年評価されている。デバイス間の差分同期が高速で、ネットワーク不安定な環境でも再開できる。ただし2TB/月¥1,500 前後のコストに見合うかは、その信頼性を業務上どれだけ重視するかによる。
HStorage を選ぶ具体的なシーン
- 月額を抑えつつ容量無制限にしたい → プレミアムプラン(¥1,391)
- SFTP でバックアップを自動化したい → ビジネスプラン
- 動画ファイルをウェブ配信したい → トランスコード機能を内蔵
- 暗号化してから預けたい → クライアント側暗号化対応
- 直リンクで CDN 配信したい → 無料プランから対応
HStorage の無料プランでも直リンクによる CDN 配信ができるのは、同規模の競合サービスにはない特徴だ。
まとめ
Google Drive は Gmail・Googleフォトとの統合が強く、スマートフォン中心の個人ユーザーに合っている。OneDrive は Office アプリを含む Microsoft 365 ライセンスとセットで選ぶ選択肢だ。Dropbox は同期エンジンの安定性に依存する業務フローがある場合に有効。
HStorage は、容量無制限・SFTP/WebDAV 対応・クライアント側暗号化・動画トランスコードを月¥1,391 から使える点で、他3サービスにはない組み合わせを提供している。無料プランの100GB から試せるため、まず実際に動かして判断するのがいい。